それは時計作家の手により、
ひとつひとつ手作業で造り上げられた腕時計です。


金属板(真鍮、シルバー等)を切り出し、ロウ付けしてケースを作ります。その中に文字盤、セイコー製クォーツムーブメント等を組み込み、時計本体を完成させます。バンドは革を切り出し、染色、穴開け、バックル等を取り付けます。本体にバンドを取り付け、時刻を合わせて完成です。

このように機械で量産されたものではなく、人の手によって造るものですから僅かな歪みやくるいが生じます。しかし、その人の手による歪みやくるいがある種の「ぬくもり」を感じさせてくれるのではないでしょうか。私たちはその「ぬくもり」を大切にし、作家の息づかいが感じられる作品を表現していきたいと思っております。もちろん時計として使用に耐えうるように製作しておりますのでご安心ください。

「手造り腕時計」をよりご理解いただくために「製品仕様&注意事項」ページ等を合わせてお読みいただければと思います。

 


 
 
サイズに合わせて切り出した真鍮板を折り曲げて本体ケースの形にします。
   
折り曲げて形にした本体ケースをロウ付けし、研磨します。
             
 
時刻を表す数字などを刻み込み文字盤を作製します。
文字盤のデザインは作家のセンスの見せ所です。
   
完成した文字盤にクォーツムーブメントをセットし、針を慎重に取り付けます。
             
 
文字盤にセットしたクォーツムーブメントを本体ケースに組み込み、リューズや裏ぶたを取り付けて時計本体が完成です。
   
革を切り出し、バンドを作ります。
染色、バンド穴開け、バックル等を取り付けます。
             
 
カシメなどでバンドを本体に取り付けます。
   
時刻を合わせて手造り腕時計の出来上がり!
※時計の形状により製作工程は変わります。

 

全ての時計には各作家のサインとシリアルナンバーが刻まれています。

作家のサインは裏ぶたに入れられていることが多いですが文字盤や本体ケースの側面、バンド等に入っていることもあります。サインを入れることにより製作者の顔が見え、作家が責任を持って造り上げた時計であることがわかります。

シリアルナンバーは作家の製作通算本数の数字ですのでナンバーがダブることはありません。また、100本目、500本目、1000本目などキリ番や777本目、1111本目などゾロ目のシリアルナンバーの時計は特別な時計としていつもとは違うアレンジをして造る作家もいます。

このようにサインとシリアルナンバーはひとつひとつ手造りで時計を仕上げている証しでもあります。

[右上の画像]
秋友清孝の時計の裏ぶた部分です。
左から「JHAK」、「秋友マーク」、「25885」と刻まれています。
「JHAK」はJHA関西の略で所属の作家の時計には必ず入っています。
「秋友マーク」は別名「ひよこマーク」とも呼ばれており、秋友のイニシャルである「k」と「a」、それにwatchの「w」を組み合わせたものです。
このマークは秋友が小学生の頃に考えたものだそうです。
「25885」はシリアルナンバーで25885本目の作品であることを示しています。

[右下の画像]
ni:taの200本目の記念時計です。
ni:taが作家になりたての頃に造られたものなので作家名が今とは違い「sskw」と名乗っている頃の時計ですね。200本目なので「200」の数字がいっぱい入っています(^_^) ni:taも嬉しかったんでしょうねー。またこんなの造ってくれないかなぁ。

 
秋友清孝サインとシリアルナンバー
 
ni:ta200本目の時計